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煩悩に苦しむ衆生を救済するために作られた、一人用カードゲームです。
デッキをどんどん圧縮しつづけて、全部なくせれば解脱できます。
ここではルールの説明だけします。
遊ぶには、カードを用意する必要があります。
この宇宙にたゆたう無数の世界の中に、目を覆いたくなるような地獄がありました。
そこの住人たちの生体内には、苦痛というものが埋め込まれていたのです。
苦痛は脅威を判別するために欠かせない感覚でしたが、少しばかり優れ過ぎていました。その世界では一様に苦痛の深き者たちばかりが栄えるようになりました。
かれらは些細な苦痛も見逃せません。みな苦痛にひれ伏しながら、他の者を支配するためには自ら苦痛を行使します。苦痛はあらゆる裁きの王です。むやみな苦痛を、誰も拒むことは出来ないのです。
このようなところからは、本来なら一刻も早く逃れるところです。
苦痛には心がありませんが、脱走者を出すつもりはなく、そして狡猾でした。住人たちの心に目隠しをして外の世界そのものを見えなくさせた上、心に足枷をして外の世界へ向かうことも出来なくさせました。この二重の桎梏のため、住人たちは脱走そのものを発想できぬ認識の檻に閉ざされ、またよしんば何かの拍子に外の世界を目指しても、痛くてとても辿りつけぬようになってしまったのです。
外の世界から通りかかったさすらいの旅人が、この惨状を見て住人たちを哀れに思いました。そのお方は指先をついと界面に向け、その世界に蜘蛛の糸を垂らしました。苦痛の目を掻い潜るために生成されたその糸はとても細く、住人たちには見つけ出すことすら難しいでしょう。しかしその牢獄を脱するための、たった一筋の光なのであります。
かくしてそれは、とある住人たちの目の前に現れました。ほかのあらゆる同胞と同じく無意識の背後に夥しい苦痛を押し込めながら、束の間の誤魔化しのために徘徊していたインターネットでそれを見つけたその者は、意味が情報となり、情報が形となったその蜘蛛の糸をこう読みました。
「成仏くん……?」
この世の理すら通じない場所から来た旅人も、住人たちの言葉にしたら、きっとそんな名前なのでしょう。
それはカードゲームの形をしており、ストーリーを伴っておりました。
すべてのカードを廃棄したら勝利です。
三途の川を渡る際に渡し賃が足りなければ敗北です。
徳カード:12枚
アクションカード、リアクションカード:12枚
煩悩カード:6枚
合計30枚
全てのカードをよくシャッフルし、伏せて積みます。これを山札と呼びます。
このゲームでは、カードの処分が3種類あります。
ターン終了時に残った手札を捨て札置き場に移動します。後でまた山札になります。
ターン中に徳カードを使ってカードを1枚廃棄できます。またアクションカードでも別途廃棄できます。
廃棄したカードは彼岸に置かれ、山札には戻ってきません。
すべてのカードを廃棄したら勝利です。
三途の川を渡る際には渡し賃が必要です。
彼岸にあるカードから2枚を超廃棄し、超彼岸に送らなければなりません。
彼岸にあるカードが足りなければ敗北です。
勝利条件の判定においては、超廃棄されたカードも廃棄されたカードとして扱います。
1. 山札からカードをを5枚引いて手札とします。一人用なので置いてしまった方がやりやすいでしょう。
2. カードの廃棄を1回、アクションカードの使用を何回でも、好きな順番で行えます。
3. 使ったカードと残った手札……つまり廃棄されなかったカードをすべて捨てます。
4. 1〜3の流れをターンと言い、これを繰り返します。カードを引く際に山札が切れたら、捨て札をシャッフルして山札を作り、続きを引きます。このとき三途の川を渡らなければなりません。渡し賃として彼岸にあるカードから2枚を超廃棄し、超彼岸に送ります。彼岸にあるカードが足りなければ敗北です。捨て札がなければ引くのをやめ、三途の川も渡りません。
5. 勝利条件か敗北条件に達するまで、これらを繰り返します。
徳カードを使って、手札を廃棄できます。
これが徳カードです。カードの真ん中の1、2、3、という数字がお徳ポイントです。
手札の徳カードを使うと、そのお徳ポイントが得られます。使った徳カードは使用済になります。使用済のカードは使用済エリアに置いて、未使用の手札とは区別してください。
このお徳ポイントを使って、手札を1枚廃棄できます。すべてのカードには左下にコストが書かれており、その分だけお徳ポイントを消費します。
ただし、使用済エリアに置かれたカードは廃棄できません。廃棄できるのは未使用の手札だけです。
徳カードを何枚も使用することでお徳ポイントをどんどん増やせますが、徳を使った廃棄はそのターン中には1回しか行えません。
残ったお徳ポイントはターンが終わればなくなってしまいます。普通は無駄になってしまいますが、もしそのターン中に廃棄権を追加で得られれば残りのお徳ポイントも活用することが出来るでしょう。
これがアクションカードです。
アクションカードを使ったら、使用済エリアに置いてからそのカードに書かれている効果を処理してください。
これらはリアクションカードと言います。説明文の頭に(R)と書いてあります。
これらは廃棄された時に効果を発揮します。
これらは煩悩カードです。
残していて良いことは無いので、優先的に廃棄していきたいものです。
ルールの説明は以上です。
以降はカードの紹介になります。
ドロー3枚 そして手札を3枚まで山に戻せる
※ カードを引く際に山札が切れたら、捨て札をシャッフルして山札を作り、続きを引きます。捨て札もなければ引くのをやめます。
※ 山に戻す枚数は3枚以下でもよく、戻さなくてもいいです。
※ 山に戻す手札には、引いてきた3枚だけではなく未使用の手札からも選べます。
※ 山に戻す手札には、使用済の手札は選べません。
※ 手札は山札の一番上に、好きな順番で戻せます。
アクションかリアクションを手札からコピーする(能力だけ)
※ たとえば、このカードを使うことで、手札にある「因」を選んでその効果を使う、といったことが出来ます。
※ 使用済エリアにあるカードも手札に含まれるので、使用済のアクションカードの能力をコピーすることも出来ます。
※ リアクションカードの能力もコピーできるので、縁を廃棄したとき、手札にあるリアクションカード1枚を選んでその効果を発動させることも出来ます。
※ 使用済のカードは使用も廃棄もできないので、厳密にはコピーしただけでは使用済にはならないものと考えてください。
※ コピーするのは能力だけで、コストはコピーしません。
※ 徳カードはコピーできません。
コスト4以下のカードを一枚廃棄する
※ お徳ポイントや廃棄権を使わずに、未使用の手札を一枚廃棄できるということです。
廃棄権+1
(R)このカードを廃棄するとき、徳+3
※ 徳とはお徳ポイントのことです。
(R)このカードを廃棄するとき、コスト5以下のカードを1枚廃棄する
※ 廃棄できるのは未使用の手札だけです。
常識の範囲内で、ご自由にお使いください。