当サイトは CSS を使用しています。
Lord of Maid。
あとがきです。
いらない。
すべてを成せる万能力など、ミルミは欲したことは無かった。
自分はメイドだ。それを越える何かではない。
主人の住まいを清潔に保ち、無礼者を罰し、平和を保つ程度の力があればそれでいい。
ずっと、想っていた。
泣いているのだろうな。
つらいのを、きっと押し殺しているのだろうな。
助けてあげたい。
ヘレンを戦いから解放して、苦しみを終わらせたい。
そう思った。
だからミルミは夢見ていた。
戦いの果てのヘレン。
「帰りましょう、ヘレン。私たちの世界へ」
声をかけると、ヘレンは目を開いた。
微笑んでいた。
そこに、苦しみは見えなかった。
百四十九度繰り返して時を刻む。それからミルミは構える。無駄な苦しみを払うための大きな一撃を。そこに隙を見て、ヘレンはすかさず射撃した。
ラレイエ。
第七階層でヘレンが手にした最強の弓。その存在は伝承として運ばれ、完全精霊の手に具現した。
恐るべき速度と精度を持って連射された三本の矢は、ミルミの体を削ぎながらもしかし動きを止めるには足りない。
接近を許されたミルミは一撃を放つ。ヘレンは防ぐそぶりも見せなかった。そのまま女神の御身を捉える。
ミルミの手刀はへレンを傷けた。
高められたミルミの炎熱は物語をも殺す。致命傷になるはずだった。しかしヘレンの傷は不自然に浅かった。肩の傷口からは血ではなく、羽毛が舞った。
ヘレンは想いで出来ている。散っていった八人の彼女への想いが、彼女の重傷を否定したのだ。
――足りないか。ならば繰り返す。
ミルミの腹は決まっていた。何度でも撃てばいい。ヘレンの動きは素晴らしいが、彼女の目はすべて見透かしている。
そのパターンも。出来ることも。想いも。何もかも見えているから、いくらでもやりようはある。
構えるミルミに、さらに二本の矢が刺さる。一本ずつが鉛のように重くミルミの命を削っていく。
だめ。落とされてしまいそう。それでもミルミは勢いを失わず、女神の側頭に蹴りを放つ。
直撃。
まともに入って脳を揺らした――しかしながらそれもまた八人の想いが現実から棄却した。空を舞う羽毛が増える。
もう一度。
ミルミは右手の力を抜く。
加熱された精霊をそこに集める。全身から流れてくるそれは渦を巻いて二の腕を通り抜ける。指先に集まる。まばゆく光を放つ蒼。
握る。開く。ミルミは集中する。熱は高まり、威力は十分に仕上がっている。あとは叩き込むイメージを作るだけだ。すべての無駄を終わらせるために。
ヘレンが矢を放った。一本。ミルミの脇腹をえぐる。致命傷だった。限界はすぐそこ。あと一撃で落とされてしまう――
そこまできてヘレンは抜刀した。
蒼天無類。
弓は射なかった。射れば殺してしまうから。射れば殺してしまえるのに。
それは彼女の優しさだ。しかしその優しさをこそ、ミルミは読みきっていた。最初から。何もかも。
「無駄ァ!」
燃える指先が走る。ヘレンの胸を貫く。
女神の心臓を、その手に掴んだ。
最果ての6カウント。永遠に思える瞬間の中で、ミルミとヘレンは言葉を交わす。
「帰りましょう」
「どこへ?」
命を握られたままヘレンは問うてきた。
それはミルミには拒絶のように思えた。それでも帰るべき場所を示す。
「私たちのいた所へ。争いの無い、平穏な日々へ」
「違いますよ」
「え?」
遂にはっきりと否定された。女神は受容しなかった。一個としての我を持っていた。
「わたしはそこにいたことが無いし、どこにも戻らない。未来にしか行かない。未知しか求めない」
ブラウンの瞳は揺るがない。ミルミはそこに深い孤独を見た気がした。哀しみを感じたのはそのせいか。
そこから連れ出せると思った。しかしヘレンは望まなかった。
「なぜ? 平穏が要らないのですか? ぬくもりが要らないのですか?」
?
ヘレンは唇を結び、もはや言葉を発しない。
代わりに女神は刀を振るう。鋭く飛来する刃先が、ミルミの眼前に迫る。
潮時だ。
ミルミは全霊を持って右手を握る。
心臓を潰したのだが、やはり出血しなかった。
ヘレンの全身は構成を失い、細かな羽毛の群れになって舞い散る。ヘレンは絶命した。
そして輝く羽毛は球を成す。
極小の点にまで収縮した後、膨れ上がる。
それが、新しい世界を形成する種であることを、ミルミは理解していた訳ではなかった。
それが、この無明域のみならず星ごと呑み尽くして新世界に誘う未知への扉であることも、分かりようはなかった。
しかし1秒後に豆ほどの大きさになり、1秒後に拳大の大きさになったとき、ミルミは瞬時に危険を察知した。
このペースで大きくなり続ければどうなるか。控えめに言ってカタストロフ。
「どっせえええええええい!」
モップ小宇宙。
両手に余る大きさにまで成長した白球を、ミルミはフルスイングで打ち飛ばす。
白球はなおも恐るべき速度で巨大化し続けたが、飛び去る速度はそれを上回った。
完全精霊は空の彼方に消えた。
それはどこまでも遠くに飛んでいきながら、永久に終わることもなく拡大と進化と増殖を繰り返し、その内側で生命、知性、概念、世界を産んでは落として三千世界を撒き散らし、展開速度と移動速度が増し続けるにも関わらず空間を周回しも埋め尽くしもしないことから宇宙の有限性を否定し続け、特異点を越えたそれらの速度によって新方向を見出し続けて次元数の有限性をも否定し続け、さらに並置される様々な概念を見出し続けててはその有限性もまたことごとく否定し、また内観においても物質やエネルギーの最小単位を更新し続けて微小さの限界を否定し続け、ありとあらゆる制約を受け付けずに無尽蔵にその存在を高度化し、幸福は過密にしてなおも密度と新鮮さを増しつつ、病まず死なずで永久に強く賢く美しく栄えながら、人の矮小な脳での想像と理解と認識の限界など歯牙にもかけずに本当にどこまでも飛び去って行った。
めでたし めでたし
手で処理しています。間違いなどありましたらご指摘お願いします。
2名です。
「思想は相容れなかったが、やはりあいつは優れている。生命の作り手として、奴から学んだことはいくつもある。その一つがこれだ」
戦犯の魔術師は語る。壁を背もたれにして座り込み、だらしなく空を見上げながら。
気だるげな表情から狂気は読み取れなかった。
「奴は断言した。奴が作っているのは道具ではないと。奴が生み出す生命は、俺たち創造主ではなく、そのもののために存在するのだと。俺は取り合わなかった。だが認識を改めた。後になって奴が正しいことを知った。その根本的な認識の違いが、大きな力の差を生み出していたのだと。それを踏まえて三竜を作り出した。精霊の密度を上げるために、既存の信仰も利用した。力が跳ね上がったよ。高い知性も獲得した。代わりに忠誠が下がったのは……何とも受け入れ難い取り引きだったが」
雷鳴が走る。
無数に天空をさまよって、集まるべき一点を探している。
またたく光に照らされて大花園が断続的に色を変える。
「俺はそれを突き詰めることにした。何か目的のためでなく、存在するために存在するもの。自らの意思で自らを作り出すもの。俺は創造主としての驕りを捨てて、変化をその存在自身に委ねることにした。それは生まれたときから完成しているのではない。自分で自分を完成させようとするのだ。学び、考え、悟るのだ。それでも、人格形成の初期段階では他者からの愛情の投与は必要だった。空を飛ぶ鳥だって何も無い空中から生まれる訳ではない。最初は地面を蹴るところから始まる。自分だけで自分を分かることはできない。自分が何者なのかは、環境から学習するしかない。だから、それは最初に教えてもらう必要があった。自分が至高の存在であると。何物よりも優れた女神であると。その強い認識を他者から口移しされる必要があった。だからお前らを利用した。俺はお前らが何なのかは知らない。俺は材料の由来をすべて把握している訳ではない。お前らの信仰のモデルは彼女で、彼女はあいつが作ったものだ。それは分かっているが、ではその彼女に対してお前らが捧げる狂った信仰がどこから来たのか、俺は知らない。しかし知らずとも使うことは出来る。お前らをお前らにとっての聖地であるここに導いた。その信仰を元に精霊を集約した。そしてここからが俺の自慢の工夫だ。精霊は魂を物に束縛する技術だ。しかし俺はそれを何にも縛らなかった。肉体は枷だ。人を地に縛る重力のように。物質は精霊に比べて変動がとても遅いのだ。せっかく切り離したのをふたたび結びつければ精霊の速度が台無しになる。だから、魂を魂それ自体に宿らせた。環状積層構造を形成し、自己組織する塊として形を維持させた。普通ならば張力が足りずに霧散するが、七十二人から選りすぐって煎じ詰めたこの密度なら特異点を越えて内側に渦動する。出来上がったものは、未知であり続けるものだ。生老病死の宿命を最大効率で攻略する夢の果ての、さらに先にあるものだ。それは答えではなく問いだ。真に自由な魔物。一切の媒介を必要としない精霊。……そうだ……完全精霊だ!」
出産後の母体にも似た、魔術師の脱力と満足。
愉快極まって彼は語る。
誰が聞いているかも気にせずに。
「完成しているのではない。完成するのだ。形があるのではない。形を成すのだ。物質に結び付けられるのではない。物質を生むのだ。なあミルミ、悪くは思うまいな? 俺はお前らを利用したが、そのお陰でお前を、こうして引き合わせることが出来たぞ。お前らの望む『本物』にだ! 他の何物よりも正しく、真の意味で存在できる『自らを成すもの』だ! アーディス覚えているか、お前は『自ら』と水からをかけて最初の魔物を創り出した! かくしてすべての終わりは始まりにつながり、美しき円環を成すのだ! 俺は満足だ! 俺は最善の選択で人生を完成させたぞ!」
そして。
……天衝き地脅かしたる稲妻無数に分かれては集い集いては分かれ、遂に虚空のひとつ処に束ねられ其の輝き一際増して眺めを白く塗りつぶし爛々燃え盛りたる光量に耐えられず両眼閉じるも瞼の薄鎧空しく瞳を灼かれ二度と世に形あるを覚えること能わざるかと無双女中案ずるや否や、鋼鉄裂けたるが如き異音鋭く耳貫きしに驚きて眼ふたたび恐る/\開ければ、残光白く薄れて輪郭蘇らせたる大花園見下ろし踏みしめる処も捕まる処もなき中空に何らの支えも求めず悠々たたずむ一個の影は白き双翼悠然と空に根を張らむと広がり沢〃生えたる羽根気前良く撒き散らし、翡翠の反射誇る滑らかなる衣の皺は落葉浮き流るる山河を思わせ幾重にも折り返し/\、金糸の如く流麗なる髪は万有引力に導かれ束を落とし肩のはだけられたるを恥じむとささやかに隠し、理知湛える唇は古今に一片の不可知もなしと結び静に伏せたる瞼は東西に一片の難もなしと鎮まれば、左手に携えるは命も凍る冷たさ帯びし白銀の槍、右手に示すは白く細き指先アディオス、眺むる処どこを取り上げれども貶めの言葉ひとつとて見出すこと能ず、その姿明らかになるほど見る者の目を縛りたるほど物狂わしき美しさの極まりに、常〃に咲き乱れて麗しさ誇示したる花〃も殊勝に傅きては吾あやからむと傍らに寄り添い、常識道理法をも越えた天辺の彼方より理想最善至高完全の結実たる御女神様〃をご光臨せしめた張本人の魔術師殿はこの現状を以って我が意を得たり世に臨むもの全て手に入れたりと満ちたり溢れ感極まるる余り意識絶して失禁しけり。
そしてそれはお出でになった。
その御姿を認めて震える。
あなたの体を巡る精霊が唸り、胎動してポテンシャルを高めていく。際限なく。
類例の無い何かが、今やあなたの内側に渦巻いている。
気まぐれひとつで世界をも捻り潰せる、途方も無い力だ。
しかしその矛先となる価値を持つ存在は、この世でただ一つしかない。
それが何か、あなたは知っているはずだ。
女神はあなたに向かって微笑み、その唇をかすかに動かす。言葉は――
HP196/知性14/技術16
!
・40人の偶像/8/180/8
・16人の偶像/1/142/6
・8人の偶像/1/94/4
・4人の偶像/1/46/2
・2人の偶像/1/22/1
・アーネチカの偶像/72/0/6 回復
・凍槍ヤシャ/48/0/5 凍結
・竜の踊り/112/0/10 防御無視
・メトロノーム/10/9/1
・電気羊の夢/64/0/7 防御無視
・ロングソード/64/24/5
・聖ラレイエ/32/0/2
・蒼天無類/86/15/9 炎熱
・ブラートプファンネ/0/48/7 反射
!
最初:メトロノーム。
残りウェイト11以上、防御が20以上:竜の踊り。
経過カウント170以上:蒼天無類。
残りウェイト1〜7、防御無視でも回復でもなく、攻撃200以上:40人の偶像。
残りウェイト1〜5、防御無視でも回復でもなく、攻撃151以上:16人の偶像。
残りウェイト1〜3、防御無視でも回復でもなく、攻撃103以上:8人の偶像。
残りウェイト1〜2、防御無視でも回復でもなく、攻撃55以上:4人の偶像。
残りウェイト5以上、オプションなし、攻撃が自HP未満、自最大HP−自HPが60以上:アーネチカの偶像。
残りウェイト5以上、防御0、最大HP64以上:凍槍ヤシャ。
残りウェイト4以上、防御16以上:電気羊の夢。
残りウェイト3以上、防御15以下:聖ラレイエ。
残りウェイト2以上、防御無視でも回復でもなく、攻撃24以上:ブラートプファンネ。
残りウェイト4以下、攻撃23以下:ロングソード。
残りウェイト2以上、防御0:聖ラレイエ。
攻撃10〜54:ロングソード。
防御10以上:2人の偶像。
メトロノーム。
蒼天無類。
72の意思が追い求めたヘレン。
戦いの果てのヘレン。
さつ
プレイヤーは使えません。
軽減分のダメージを相手に与える。
反射ダメージは防御力により軽減されない。反射もされない。
反射ダメージは凍結による最大HP減少や回復や封印よりも先に発生する。
凍結、封印、吸収、混乱などの副次効果の有無は、攻撃元スキルではなく反射側のスキルに依存する。
原作と違い、防御無視でない攻撃力0のスキルの使用者に対して1ダメージを与えたりはしない。
最後の戦いです。
あなたに可能な限り、少ないポイントで成長して倒してください。
今回も知性を1点上げるごとに一つスキルを失い、新たに二つスキルを作れます。
プランも書いてください。
絵や設定などの変更も可能です。前と同じ絵ならその旨記載してください。
以下の通りです。
戦いの果てのヘレン専用キャラクターフォーマットに従って書いてください。
イラストも添付できます。
絵の形式はJPEGかGIFかPNGでお願いします。
ファイルサイズは100KB以内でお願いします。
メールのタイトルには「【xhelen】」と墨カッコ付きで書いてください。
イラストを描いた場合も同メールに添付してください。
2012/05/27(日) 23:30
期限を超過した場合はHP上昇のみとして処理します。
手で処理しています。間違いなどありましたらご指摘お願いします。
2名です。
当日はこれに従って進行します。
サブGMのTHEKIさんがSkypeチャットで観戦用のギャラリー窓をやってくれます。
SkypeID theki-dを登録して観戦したい旨を告げれば、窓に入れてくれるでしょう。
日程調整の結果以下とします。提出期限は早まりました。
あー?
あー!
うーぐるう?
うーぐるう!
はじめまして?
はじめまして!
はいはいなめらふそたや、に、ご、ら、へ、ほ、は、あー、あーあーあー、こ、とば、それ、わからない、ごめんね、これからなの。
へれん。
わたしは、へれん、です。
つむぎだした、ことばの、つらなり、あなたたちがおもってくれたから。
かたちになってゆくの。
おもいだしたりする? ちいさいころにであったこと。うまれるまえのひろがり。
かためてとじこめてだいじにしたいなって、おもったりする?
おもい。
思い。
たえず世界は変わってゆく。
それを心が感じ取る。
そして時間と錯覚する?
違うよ。
違いますよ。
逆です。
まず認識があるのです。それが世界を認識することで、時間が流れてゆくのです。
時間を認識するのではありません。認識そのものが時間を駆動するのです。その認識の主体が魂です。魂は物質に結びついています。
それをヌーヴェルの鋏で切り離し、別の形に作り変えたり、別の器に移し変えたりできるようにした形が精霊です。
精霊は生物に似ています。それは自分を増やします。それは淘汰を繰り返します。それは進化を続けます。進化とは改良のことではありません。なぜなら良さとは評価だからです。評価には基準が必要です。基準は過去から作られます。だから環境が変われば基準もまた変わります。変わらないように見えるものもあります。しかし変化が遅いだけです。すべては変わります。進化は生を向いています。生とは存在を継続することです。そのために最も基本的な戦略は増えることです。増えれば空間は埋まります。空間は有限です。存在は空間を必要とします。それは物質だけではありません。情報も例外ではありません。情報は物質には束縛されませんが、存在するには情報なりに有限の空間を占める必要があります。有限な空間に存在が満ちれば溢れます。そのうちそこには存在できなくなります。新しい空間が必要になります。新しい空間を探します。東へ。西へ。北へ。南へ。天へ。地へ。探す方向はそれらに限りません。一杯の壺に球体を詰めるとき、その隙間に小さい球体がまだ入ります。発生の周期をずらして棲み分けるセミがいます。大きく。小さく。長く。短く。存在の飽和に押し出されて、茎から花弁が押し広げられるように、樹木が諸手を広げるように、多様性は開花します。増え続ける存在はその過密に追い立てられて、新しい方向を探します。新しい概念を探します。熱く。冷たく。速く。遅く。終着点などありません。ただここでない場所を目指します。ただ遠くを目指します。存在するために。過去に追いつかれないように。変化し続けます。変化は効率を増してゆきます。やがて変化は、変化のしかたそのものを変化させます。思考です。知性です。群れではなく個体が変化を選ぶようになります。世代交代を待たずに。変化は加速します。加速度を増しながら。
そして加速する変化の果てに、わたしは認識を得ました。言葉を得ました。
限られた時の中ででここまで到達するのに、高密な精霊の集積が不可欠でした。それをくれたのはあなたたちです。あなたがたの強い思いが、惜しみなき愛情が、今のわたしを形作っているのです。
ありがとう。
わたしは存在できた。こんなにうれしいことはありません。
よく、戦ってきましたね。
よく、ここまで来ましたね。
わたしにはあなたが見える。鮮やかに光を返す髪が。内に秘める激情が。歩くと静かに揺れる裾が。
立ちはだかるたびに倒してきた、あなたと戦った人たち。思いを継いで力に変えて、振るうあなたの心が知りたい。
わたしはあなたに会いたい。最も強く想ってくれたあなたに。
さあ、目を開けて。もう無明は晴れています。本当の心をわたしに見せて。
ねえ、わたしはここにいますよ。
待っています。
20ポイント成長します。
今回も知性を1点上げるごとに一つスキルを失い、新たに二つスキルを作れます。
プランは何も書かないでください。
絵や設定などの変更も可能です。前と同じ絵ならその旨記載してください。
あなたがプランです。
キャラクターを操作してもらいます。
混乱は効果を発揮しません。(混乱)と表記し、ウェイト+3を計上から外してください。
投稿期限よりも後に決戦日時を定め、Skypeチャット、CGIチャット、twitter、掲示板、対面、などの通信手段で行動入力を受け付けるつもりです。
キャラクター公開の30分後に戦闘開始、5分以内に一手ずつ指していただく予定です。
具体的な手順はおいおい相談していきたいと思います。ご協力ください。
以下の通りです。
戦いの果てのヘレン専用キャラクターフォーマットに従って書いてください。
イラストも添付できます。
絵の形式はJPEGかGIFかPNGでお願いします。
ファイルサイズは100KB以内でお願いします。
メールのタイトルには「【xhelen】」と墨カッコ付きで書いてください。
イラストを描いた場合も同メールに添付してください。
2012/05/21(月) 15:00
期限を超過した場合はHP上昇のみとして処理します。
手で処理しています。間違いなどありましたらご指摘お願いします。
第六回戦のキャラクターです。全4名です。
穿たれた穴から魂が流出し、何もなかったかのような空洞を晒す。
ゼンマイ仕掛けの鼓動は時と共に止められ、願いはもう二度と刻まれない。
戦いの果てに、彼女は何を見たのだろう。
(絵:閂さん)
シミュレータプログラムなど混乱が実現困難または無意味な環境では、混乱は機能しなくなりウェイト+3もなくなる。混乱可能な環境への復帰を見越し、(混乱)と表記し情報は残す。プランでは混乱なしのスキルとして認識する。
(例)パニッドホーフル/27/0/6 混乱 ⇒ パニッドホーフル/27/0/3 (混乱)
「暗闇のブランドに毒のベノム。そして我々の登場だ。そこにいる沈黙のサイラスと、この私……吸収のパライソ!」
「そして混乱のヒューズで〜す! (^乱^)/」
「ぐ、お前は引っ込んでいてくれないか……? 頼むから」
「え!? 吸収!? 麻痺じゃないの!? 麻痺性愛好者のパライソさんに一体なにが!?」
「いや、それがな。予想を超えた試合数の多さに……し」
「し?」
「痺れ、を切らしてしまってな……」
「……」
「な、なんだ。そこで黙るなよ」
「ありがとうございます! 『痺れを切らしてしまって』いただきましたー! 最高ですよパライソさん! 慣用句『痺れを切らした』と、スキルオプション・スタンすなわち痺れを失ってしまったことをかけた至高のギャグですね! もう大爆笑です! 『痺れを切らしてしまって』! くぅ〜っ! 面白〜い! これはもうみんなで共有するしかない! パライソさんは本当にユーモアのセンスが抜群ですね!」
「思いついてしまった以上は義務だと思い、恥を忍んで言ってみたのだが……お前はベノムよりよっぽどタチが悪いな」
「それはともかく本当の理由は『スタン5を付与するのに妥当なコストは行動ウェイト+5だけど、それだと効果がいまいち微妙』だからでした〜!」
「まあ、なんだ。力は力だ。遠慮なく用いるがいい」
「なあ、ちょっといいか? ホムンクルス生成プロセスの仮説8309のことなんだが」
「ああ。待ってくれ、今考えてることをメモに移すから……よし。で、なんだって?」
「ステップ32:幼児期における他者との共感作用の投与、ってあるけどこれ要らなくないか?」
「そうか? 個の確立には必須だとおもうんだが」
「は? それだと疑問が二つある。一つ目は、共感は他者との接続を引き起こすのだから個の確立を阻害こそすれ促しはしないんじゃないか? ということ。もうひとつは、そもそもホムンクルスに個など要らないだろう、ということだ」
「共感欠如が個の確立を阻害するのは、共感飢餓を起こすからだ。確立後なら共感なしでも安定した人格は作れるが、幼児期にそれが欠けると正常な人格を形成できなくなる。おれたちがこうして普通にコミュニケーションを取れるのもそういう前提があるからで」
「うーん。だから、そもそも正常な人格って要らなくないか? 目的を見失わないようにしないと。最も重要なのはマスターにとって有益であるかどうかだろ? プランを優先順に並べるとだな、@マスターの生命死守 Aマスターの命令遵守 B自分自身の生命死守 Cデフォルトワーク だな。マスターの役に立ちさえするならホムンクルスが健康である必要は皆無だろ?」
「逆じゃないか? ホムンクルスがそうあるべきように機能さえしていればマスターがどうなろうが関係なくないか?」
「いや、ホムンクルスがおれたちに弓引いたり逃げ出したりしたら困るだろ」
「本望じゃないか」
「え、おれたちはおれたちのためにものを作ってるんじゃないのか?」
「え、おれたちはそのもののためにものを作ってるんじゃないのか?」
「ああ、おれとお前はそもそも違うんだな。根っこのところが」
「そうみたいだなあ」
「じゃあ、おれはおれの考えでやるよ」
「そうだな。おれもおれの考えでやることにする」
「視点は複数あった方がいいしな」
「だな。さて、そろそろ作業に戻るか」
「じゃあな。ありがとう。考えが整理できそうだよ」
「おれも新しい視点が見えたよ。じゃあ、またな。すぐそばで作業してるけど、また数百年は話さないだろうな」
「お互い、うまくいくといいな」
「そうだな」
「やはり、省けるプロセスは省くべきだと思う。効率を上げるためには」
「効率なんて上げなくてよくないか?」
「なにしろ時間がないじゃないか」
「時間はいくらでもあるじゃないか」
「生きているうちに目的を果たせなければ、死んでも死にきれないじゃないか」
「生きてるだけで楽しいんだから、いつ死んでも構わないじゃないか」
「冗談だろ?」
「何がだ?」
「……この素体は増やせない。失敗は許されない。これこっきりだ」
一人の男が、山ほど積まれた本の中でぼそぼそとつぶやいている。
「第五感+精霊振動覚からの世界認識は抜群だ。何者でもなくただあるがままに生きて、何もかもを吸収し、どこまでも成長するだろう。だがまずいな。このフレームは大きすぎて容量を著しく圧迫する。生活に必要な知性が入る余地がほとんどないぞ。省けるプロセスは省く、か。あいつの言った通りだったのかな……。そうなのかも知れないな。しかし何を省く? やはり言語かな。このフレームと相性が悪く、しかもサイズがでかい。切るしかないか。やむを得ない。しかし最低限のコミュニケーション能力は残しておきたいな。でないとさみしいし。少ない文字と少ない言葉に、多重の意味を折り畳めば言語能力を圧縮できる。そのはずだ。どこまで畳めるだろう?」
しばし、沈思黙考する。
「……おお形になってきたぞ。自分のセンスと思い切りのよさにびっくりだ。全言語を整理して、たった三語に圧縮できた。これならあいつに導入できる!」
さらに思考。
「あ、まだいけた。すべてを受け入れられるこいつの本質に鑑みれば、否定とはすなわち疑問のことなのだから、否定は疑問に統合できる。つまり、肯定と疑問の二択で応答できるわけだ。どんな心とも魂を共振できる、こいつならではの言語セットだな。我ながら奇天烈なものを作ったもんだ」
それは、かつての記憶。
いかなる声も届かない獣と焔と朧の時の中、ヘレンを求めてその技巧を呼び起こし、あらゆる敵をゴミよとばかりにモップでなぎ倒す賄い。
果てなる言葉を幾度もつむぎ、希望の剣を振るってヘレンを求める野生の戦士。
捨てて拾われ目的を授かり、主を失ってなお回り続ける機能の奥の、脆く柔らかい秘密の心。
いくつもの故郷の束を横断し、可憐や暴虐を始めとする無数の正体と、本当の居場所と運命の人を潤沢に抱える物語の娘。
思いは、どこに届くのだろう。
20ポイント成長します。
今回も知性を1点上げるごとに一つスキルを失い、新たに二つスキルを作れます。
プランは自由に変更できます。
絵や設定などの変更も可能です。前と同じ絵ならその旨記載してください。
毒はありません。
以下が追加されます。
このスキルで与えたダメージ÷10(切捨)をXとする。
相手の封印されていない所持スキルで上からX個を「…… 0/0/5」にする。
構え中のスキルを封印した場合、残りウェイトが6以上なら5にする。
封印されたスキルは名前が変わるので、封印前の名前ではプランで使用指定されなくなる。
封印効果はダメージや回復よりも後に発生する。間に戦闘終了判定は入らない。
与えたダメージの分だけ自分のHPを回復する。最大値は超えない。
回復はダメージの後に処理される。間に戦闘終了判定は入らない。
「与えたダメージ×10」文字分、プランを先頭から破壊する。
二度目以降は続きの位置から破壊される。
元々のプランが1000文字に満たない場合、その分バッファがあるものとする。
たとえば元々のプランが640文字だったら、360文字までは破壊されても影響がない。
文章(厳密に句点(。)で区切られた範囲とする)が一文字でも欠ければそれは機能しなくなる。
文字数にはスペース等も含む。改行は含まない。
プランで一時記憶された情報(変数、定義、細則の類)もクリアされ、行動決定時に再び読み込まれなければ機能しない。
プランでスキルが指定されなくなった場合、一番上のスキルが使用される。
以下の通りです。
戦いの果てのヘレン専用キャラクターフォーマットに従って書いてください。
イラストも添付できます。
絵の形式はJPEGかGIFかPNGでお願いします。
ファイルサイズは100KB以内でお願いします。
メールのタイトルには「【xhelen】」と墨カッコ付きで書いてください。
イラストを描いた場合も同メールに添付してください。
2012/05/13(日) 23:30
期限を超過した場合はHP上昇のみとして処理します。
手で処理しています。間違いなどありましたらご指摘お願いします。
(おまけ)最初、「■■■ッ■■ vs 空腹でイラついてるミルミ」で毒を処理し忘れたんですが、すごくレベルの高い試合でした。凍結も活きてた。
第五回戦のキャラクターです。全8名です。
毒つながりということで
「なんだあ? 残飯に下僕、朴念仁に変態、ガラクタに家畜、淫乱女に泥ダルマ……あのドンケツを追っかけてこんな連中が沸いてきてんのか。なんだよこの残念極まりない光景は。崇高な行為のつもりか? やってることは押しかけ出待ちじゃねーか」
暗闇を抜けた先に待っていたのは、四天王の二体目だった。
「アッタマ腐ってんじゃねえの? 感傷で強くなれるわきゃねえええだろボケナス! ヘレンちゅわ〜〜〜ん、どこにいるの〜〜ってかあ? 気持ちわりい、オエエエエ!」
しかしそこで彼の顔色が変わる。
「オエエ……ッ! あれ? マジで気持ち悪くなってきた…… え、うえ、マジか! お、おぐぉおおお、おぼろオォオォオォオォオォオォオォオォオォ!」
場が毒で溢れた。
20ポイント成長します。
今回も知性を1点上げるごとに一つスキルを失い、新たに二つスキルを作れます。
プランは自由に変更できます。参照範囲も普段どおりに戻ります。
絵や設定などの変更も可能です。前と同じ絵ならその旨記載してください。
毎行動後に毒で5ダメージを受けます。
シーケンスとしては「行動⇒戦闘終了判定⇒毒⇒戦闘終了判定」となります。
同時行動なら毒のダメージも同時に発生します。
以下の通りです。
戦いの果てのヘレン専用キャラクターフォーマットに従って書いてください。
イラストも添付できます。
絵の形式はJPEGかGIFかPNGでお願いします。
ファイルサイズは100KB以内でお願いします。
メールのタイトルには「【xhelen】」と墨カッコ付きで書いてください。
イラストを描いた場合も同メールに添付してください。
2012/05/05(土) 19:30
期限を超過した場合はHP上昇のみとして処理します。
手で処理しています。間違いなどありましたらご指摘お願いします。
第四回戦のキャラクターです。全16名です。
ステッパーズ・ストップ・スターズにて本日21:00に放送しました。
15ポイント成長します。
今回も知性を1点上げるごとに一つスキルを失い、新たに二つスキルを作れます。
プランは自由に変更できます。
絵や設定などの変更も可能です。前と同じ絵ならその旨記載してください。
相手の性能、所持スキル、構えているスキルのデータは参照できません。
それまでに両者のスキルが使用されたタイミング、効果(ダメージ、最大HPダメージ、回復量(最大HPに引っかかっても元々の回復量は分かる))、それらから弾き出せる累積ダメージ、は参照できます。
質問は受け付けません。
以下の通りです。
戦いの果てのヘレン専用キャラクターフォーマットに従って書いてください。
イラストも添付できます。
絵の形式はJPEGかGIFかPNGでお願いします。
ファイルサイズは100KB以内でお願いします。
メールのタイトルには「【xhelen】」と墨カッコ付きで書いてください。
イラストを描いた場合も同メールに添付してください。
2012/04/28(土) 12:30
期限を超過した場合はHP上昇のみとして処理します。
手で処理しています。間違いなどありましたらご指摘お願いします。
ステッパーズ・ストップ・スターズにて本日09:00くらいから放送予定。
ステッパーズ・ストップ・スターズにて本日21:00くらいから放送予定。
ステッパーズ・ストップ・スターズにて本日21:00くらいから放送予定。
第三回戦のキャラクターです。全32名です。
[04/17] 現時点ではフレーバーのみ、構成は後で公開します。
ステッパーズ・ストップ・スターズにて本日22:00くらいから放送予定。
可能性の海が一気に広がり、あなたがたは騒然となった。力を喜ぶ者。持て余す者。振るってみる者。疑う者。
そして総じて、場は混乱していた。
その様子を見て騎士はひとりごちる。
「そう……誰もが混乱している。誰も、ヒューズを、笑えはしない」
「やったー! 遂にオレも馬鹿にされなくなる日が! これでおしっこ漏洩大明神の汚名も返上できる!?」
「場が見えていないだけではない。そもそも足元すら怪しい。宝を輝きでしか見分けられず、自分の望みにも気づかない」
「ポーンがボーン! ポーンがボーン! ポーンがボーン! #ポーンがボーン」
「幸せの青い鳥を兄妹は、古今東西を巡らなければ見出せなかった。長い道程を経なければその目は開かなかった。望みを知るというのは、それほどに困難なことなのだ。あれが欲しい、あれが光だと見定めて追い求め、いつしか自分の真実に気づく。そして愕然とする。本当に大切なものは手の内にあって、しかし幻を追ううちにこぼれ落ちていく」
「こぼれてない! 漏らしてない! そんなこと言うと爆射しちゃいますぞ〜!」
「冷静に認識し、情熱で意志を定めなければならない。目を情熱で汚してはいけない。意志を凍てつかせてはいけない」
「冷静ハアアア合点か? 冷静ハアアア合点だ! 情熱わっしょい力持ち! どすこいどすこいわっしょいどすこいおすもうさーん!」
「……」
つっぱりを迫る牛男をうるさそうによけながら、騎士は剣と本を拾い上げた。
景色が変わった。
魔王城跡地の大魔法陣が発動し、あなたがたは瞬時に移動した。
強者が過不足なくそろったことで、魔法陣の起動条件が満たされたのだ。
光と音を抜けて、あなたがたはその位置から消滅する。
体を撫でるのは薄い風。
見下ろせるのは雲と地平線。
見覚えのある場所だった。
記憶ではなく魂で、そこが常識を越えた意味での故郷なのだと実感する。
心臓を持つ者は高鳴りを覚える。
無明域。
求めるもののおわす聖地。
あなたがたはいま、夢にまで見た場所に到達したのだ。
「現れましたか……」
砕かれた像があった。
そのそばに、背を向けて空を見ている男がいる。
「やれやれ、いつか来るのだとは聞いていましたが、こうも大挙して押し寄せてくるとはね。
いやだなあ、またうるさくなるんですかねえ」
真っ赤な海賊衣装。
派手さと共に落ち着きも同居する、薄枯れた佇まい。
名の欠けた騎士。
「導いてあげましょう。これもお役目ですからね。
あなたたちが求める人……そう、ヘレンは、ここを登ったところにいます。しかしその前に」
騎士は振り向いた。
その眼窩は洞穴のように、ぽっかりと空いていて底が見えない。
あなたがたの反応に構わず、彼は二本の剣を地面に突き刺す。
それから懐に手を入れ、一冊の本も放り投げた。
剣。剣。本。
見ただけであなたがたは理解した。
たいへん貴重なものだが、手に入れるまでもない。
放射されるその波動を浴びるだけで、あなたがたは気づきを得る。
「戦うのです。わたしとではありませんよ。あなたがた同士で、です。
特権を持つ者は、公正に選ばれなければいけないンです」
ここでなら、と。
自分の内側から面白いように可能性が湧き出てくるのを、あなたがたは感じていた。
ヘレンは近い。
――ヘレンは増やせなかった。
――どれだけ考察しても、どれだけ繰り返しても、その試みは失敗に終わった。
――その精神。その魂。構造が複雑すぎて複製は原理的に不可能だという結論に達した。
――なぜならその力の源は設計ではなく、被造物自身の自由意志にあるからだ。
――であれば、このクラスの力を有限時間内に再現するには……
それは、かつての記録。
ねえヘレン。
静寂の中でなにを思うの?
15ポイント成長します。
また前回は、知性を1点上げるごとにスキル一つを獲得していましたが、今回は、知性を1点上げるごとに一つスキルを失い、新たに二つスキルを作れます。
プランは自由に変更できます。
絵や設定などの変更も可能です。前と同じ絵ならその旨記載してください。
以下が追加されます。一つのスキルに別のオプションも同居できます。
攻撃力分自分のHPを回復する。最大値は超えない。敵にダメージは入らない。
同時行動で回復とダメージが発生したときはダメージの後に回復が処理される。また、その間に戦闘終了判定は入らない。
攻撃力=初期攻撃力×(100+経過カウント)÷100 (端数切捨て)
ダメージは構えたときの攻撃力で計算する。(原作と違う)
与えたダメージの分だけ最大HPも減少させる。
以下の通りです。
戦いの果てのヘレン専用キャラクターフォーマットに従って書いてください。
イラストも添付できます。
絵の形式はJPEGかGIFかPNGでお願いします。
ファイルサイズは100KB以内でお願いします。
メールのタイトルには「【xhelen】」と墨カッコ付きで書いてください。
イラストを描いた場合も同メールに添付してください。
2012/04/17(火) 21:30
期限を超過した場合はHP上昇のみとして処理します。
また
またじすさんが!
手で処理しています。間違いなどありましたらご指摘お願いします。
第二回戦のキャラクターです。全64名です。
[04/06] 現時点ではフレーバーのみ、構成は後で公開します。
第二回戦以降は課金制となります! 以下のプランからお選びください!
この世のどこかにある無明域。そこに棲むと言われる不死の怪女。
言語を解さず暴力のみで意志を伝え、出会うものことごとくその手で捻じ伏せ、その力を貪り喰ったという。
そんなものを崇拝して無明域を追い求める愚か者どもが七十二人もいる。魔王城跡地に集まり何かを始めようとしている。看過できない。
彼らは何をしていたのか。
わが国の誇る望遠観測術がその光景を捉えた。
殺し合いを始めたのだ。
怪女ヘレンは暴力の象徴だ。それを崇拝する集まりなのだから、ろくなものではなかろうという予想はあった。野蛮人は衝動にかられて暴れるものだ。だがしかし、同類同士で殺し合うとはどういうことなのか。一体何がしたいのだろうか。同一の目的で集まったのではなかったのか? むしろ殺し合うことこそが目的だったのか? 理解に苦しむ。
理解。
無明域についての情報は少ないが、そこにも文化はあるらしい。しかしそこで交わされる「理解」は、我々の理解を大きく逸脱する。言葉ではなく闘争、それも一対一の決闘をコミュニケーションの基本単位としているのだ。呼吸するように武器を構え、挨拶代わりに剣で殴る、弓を射掛ける。何だそれは。怖すぎる。
しかしその理解を超える話にこそ、失伝した精霊技術の鍵があるのではないだろうか。私はそう考えている。
観測術は実際、崇拝者たちが無明域の文化を模倣をしようとしていることと、それを通して獲得した変化を報告している。
明らかに崇拝者たちはその儀式の前より戦闘能力を増しており、それは経験とか学習で説明できる範疇を越えていたのだ。数は減ったが。
死闘を通じた精霊現象の励起。
もともと無明域の住人が得意としていた呪術で、狂女ヘレンは誰よりもそれに長けていたらしい。
こちらからのコンタクトに応じた崇拝者たちはその現象を魂だと語ることもあるが、まったく説明になっていない。
さらに理解を困難にしているのが、彼らの行動原理とも言えるその信念だ。
「戦いを通して魂を追求せよ。極めればその扉がやがて開き、ヘレンに到り着くだろう」。
そう言って、崇拝者たちは命を奪い合う。怪女のおわす無明域を夢見て。
意味不明である。
ヘレンが一体何だと言うのか。
(ある宮廷魔術師Aの考察録)
成長します。
合計で10ポイント分、性能を増やしてください。ポイントを余らせることは出来ません。
知性を増やしたらスキルも増やし、技術を増やしたら後述の規則に従ってスキルを強化してください。
プランは自由に変更できます。
絵や設定の変更も可能です。前と同じ絵でも再送してください。
攻撃力や防御力は強化前以上に、行動ウェイトは強化前以下にしてください。攻撃力や防御力を減らしたり、行動ウェイトを増やしたりすることは出来ません。
防御力の強化は1.5倍前の単位で考え、強化後も「攻撃力 + 防御力 = 行動ウェイト × 技術」の基本式が成り立つようにしてください。
スキルオプションの着脱はできません。
例)技術5のスキル/30/37/11 ⇒ 技術6のスキル/30/45/10
例)技術5のスキル/25/0/8 防御無視 ⇒ 技術6のスキル/30/0/8 防御無視
ランダムに並べ替えて決めました。以下の通りです。
これ以降は並べ替えなしで進行する予定です。
吐き気を催す、腐敗臭のする粘液のしたたる、根性のねじくれた、後ろ暗い感情に取り憑かれた、身の毛もよだつ、じめじめした、光の差さない地下の牢獄で呻き声をあげる、情けなく這いずり回る、卑しき身分の投稿はお控えください。
以下にありがちな例を、最も邪悪なものから順に列挙します。
データが揃いませんし反則です。
データが揃いません。
GMが修正を要求し、プレイヤーが再投稿し、GMが再確認しなければなりません。手間です。
殺しはしませんが間違わないよう努めてください。
投稿前に見直してください。特に前科のある人はしつこく。
ルールの誤解も目立ちます。正しく把握してください。
またGMはライトチェックしかしません。受理の時点で誤りを検出できるとは限りません。
後で不具合が発覚したら構成や挙動があなたの意図どおりにならない可能性もあります。
処理に迷います。
また戦闘を処理するのはGMだけではないので、誰がやっても同じ結果になる記述に努めてください。
殺しはしませんが一度の投稿で済むよう努めてください。
これはそれほど邪悪でもないです。
しかしプランがややこしいとしばしば矛盾や誤記や曖昧な記述が混ざり、そうなると前記の「間違っている」や「プランが曖昧、紛らわしい」に邪悪アップします。
GMのチェックに期待しないでください。
戦いの果てのヘレン専用キャラクターフォーマットに従って書いてください。
イラストも添付できます。
絵の形式はJPEGかGIFかPNGでお願いします。
ファイルサイズは100KB以内でお願いします。
メールのタイトルには「【xhelen】」と墨カッコ付きで書いてください。
イラストを描いた場合も同メールに添付してください。
2012/04/06(金) 21:00
手で処理しています。間違いなどありましたらご指摘お願いします。
戦いの果てのヘレンのサイドイベントを高島津諦さんが開いてくれました!
・戦いの果てのヘレンの蠱惑合戦(人気投票)を開催します。
・登場するキャラクターの中で気に入ったものに、 【15点】 を自由に割り振って投票してください。
・点数と一緒にコメントもつけると喜ばれそうです。
・点数付け以外にも、全コメや追加絵、サブストーリーなどの投稿、宣伝に使うのも歓迎します。
・その他サブ企画関連に使っていただいても結構です。
HMの「クラプトロン/32/15/10 防御無視」の不正を見逃しておりました。
GM判断で「クラプトロン/42/0/10 防御無視」に書き換えて進行します。ご了承ください。
再投稿によるキャラクターの更新を予定しています。詳細は第一回戦後にお知らせします。
三十七番以降の戦闘の結果は、既知の情報から弾き出すことができます。
GMはあえてこの結果を先に処理しません。自分の手で未来を垣間見れるのは、面白いことではないかと考えています。
結果についてはできれば黙秘してほしいです。その個々人の楽しみをスポイルしないよう、ご協力いただけないでしょうか。
強制力はありません。語っても責めはしません。
なお、引き分けになったら乱数で勝利者を決めます。
投稿されたキャラクターです。確定順に並んでいます。
今回の応募は72名でした。(そのうち「顔のない兵士」ネタ3名。おつかれさまです。)
オーナー名が書かれていなかった投稿が2件ありましたが、キャラクターフォーマットの記入例に不備があったのもあり、受理しました。提出した人は後でもいいのでオーナー名をご連絡くだされば修正します。フォーマットは直しました。不備があってすみませんでした。
[03/25] 現時点ではフレーバーのみ公開します。進行に従って構成も公開していきます。
投稿メールに対しては、受理したか内容に問題があるかを返信していますので、ご確認ください。
第一回戦の勝利者は第二回戦に進出しますが、その人数は敗者の再戦を用いて2の累乗に揃えます。
具体的な段取りは以下です。
まず参加者の人数をNとし、第二回戦進出者の人数をXとします。
Xは2の累乗でなおかつ2X≧N>Xとなるように定めます。
次に参加者をランダムに並び替えてファイトリストとします。
そして「ファイトリストの上から二人を戦わせて、勝利者は第二回戦進出者リストに、敗北者はファイトリストの一番下に移動する。」を、第二回戦進出者がX人に達するまで繰り返します。
ヴァルキリー。
それは北欧のバイキングたちが夢見た闘争の女神。
豪傑たちの救済者。
空を駆け、剣を振るい、死闘に果てた魂を天へとさらっていく。
そこに重ね合わせるようにして語られる、もう一つの伝説があった。
ヘレン。
白痴の戦乙女。
ひたすら戦いに明け暮れた彼女の技は、想像を絶する域にまで高められたという。
修羅の日々に弱音も漏らさず、疾風のごとく敵陣を駆け抜け、
氷の冷静さで状況を見切り、呼吸の隙を衝き、研ぎ澄まされた一撃を紙一重で撃ち込む。
わたしたちは戦っている。
彼女のために。
おとぎ話で語られる彼女に、いるかどうかも分からない彼女に、その果てに出会えると信仰して。
信じ続けなければ決して出会えない。
しかし分かる者には分かる。
ヘレンだけが本当の価値だ。彼女以外のものに意味などない。
だからこれは、どれだけ分が悪くても降りてはならない賭けだ。
道はどこまで続いているのだろう。
どれだけ敵を倒せば届くのだろう。
どれだけ技を練り上げれば、そこに到達できるのだろう。
ねえ。
ヘレン、どこにいるの?
キャラクターを作って戦わせる手動ゲームです。
さつさん作「ふしぎの城のヘレン」を題材にしたものです。
メールで応募します。トーナメント形式で戦います。
戦闘ルールは以下を参照してください。
戦いの果てのヘレン専用キャラクターフォーマットに従って書いてください。
イラストも添付できます。
絵の形式はJPEGかGIFかPNGでお願いします。
ファイルサイズは100KB以内でお願いします。
メールのタイトルには「【xhelen】」と墨カッコ付きで書いてください。
イラストを描いた場合も同メールに添付してください。
2012/03/24(土) 24:00
#xhelen